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神戸の会社の忘年会に御呼ばれしました。
司法書士の先生がお越しで、興味深いお話をされました。 不動産の取引では、決済時、いくつかの大事な書類に実印が 押印されるのですが、業者同士の場合、煩雑を避けて書士が お客様の印鑑を預かり代わりに押印することがしばしばです。 それでつい、一般のお客様の取引の時にも「代わりに押しときますね。」 と印鑑を預かったときのこと。 慣れていなければ、押し間違いや押し損じ(→ぶ厚い契約書や重説の まん中あたりのページに契印するのって、結構難しい!)をしてしまう ことも多く、「代わりに‥」はプロとしての仕事の範疇だったのですが、 立会に来られたある方から 「間違えたら押し直ししたらええんやろ。一生に一回の機会やから本人に 押させたって。」 と言われご本人が押印することに。 お客様が震える手で慎重にひとつひとつ押印をされるのを横に立って 見守るのは、なかなか自分が代わりに押すより緊張したよとお話しさ れていました。 契約書はただの紙きれにすぎないけれど、人生のいろいろな瞬間に、その 人にとって手の震えるような紙きれがあり、大事な約束を自分の胸にしっか り刻み込むことには、負うべき責任を自覚するにとどまらない効用があると 思います。 契約が、大事なモノやかけがえのないヒトとの出会いを豊かに実らせる時、 その根っこは、自分がどんな気持で、どんな状況でその出会いに踏み込ん だかという記憶の細部にあるような気がします。 ‥最近、緊張すると手がふるえる妙な癖があって困っていたのですが、 お客さんも、ベテラン先生も、みんな結構ふるえてるみたいで、ちょっと 安心しました。。 |
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